タオルと造船の町

文字通り日本の軽工業と重工業を支えている町です。

愛媛県今治市、軽工業の代表である綿織物工業のタオルの生産地です。最盛期には市内に600社あったタオルメーカーも、中国や東南アジアの安価な製品に押され現在は200社を切っています。近年は「今治ブランド」を全国に発信し復活を図っており、大阪の泉佐野市を中心とする泉南地区を上回る全国シェア60％で日本、いや世界一のタオル生産地です。また戦後の経済成長の一端を担った造船業、世界一を誇っていましたが、韓国・中国に抜かれしまいました。ここに本社を置く「今治造船」が新造船竣工量、造船売上高では日本国内のトップです。しかし２大産業の衰退は顕著で「大丸」「高島屋」といった百貨店は撤退し、夜のネオン街は寂しいものです。