我が家にこんなものがありました。「開運、なんでも鑑定団」に出品してみようか!
おふくろが、親父やおじいちゃんの遺品と言うか残した物を整理していました。
「はじめ、こんな物があった」と言ってこれを見せました。「紀元二千六百年記念 日本万国博覧会 抽選券付 回数入場券大人用一回入場券二十枚綴金拾円」というものです。紀元2600年というと昭和15年、72年前になります。保存状態も良く1枚も使用していないので、これは貴重な物なんじゃないかな。我が家唯一のお宝発見か!会場はどこなのか?なぜ1枚も使用していないのか?Wikipediaで調べてみました。
会場は晴海で、勝鬨橋はそのために造られました。しかし戦争の激化により昭和13年中止が決定、幻の博覧会となりました(同年開催予定の東京オリンピックも中止)。博覧会中止によりこの入場券は日本中に大量に出回ったまま残って、特例で1970年の大阪万博、2005年の愛知地球博でも使用可能であったそうです。
13年に中止となった博覧会の入場券をおじいちゃんはもっと前から購入していたことになります。おばあちゃん、親父(当時19才)叔母・親父の妹(17才)と博覧会に行こうと楽しみにしていたんだと想像します。価値はあまりない入場券ですが、私にとっては当時の家族のことを思い起こさせてくれた貴重なものです。ちょっとしんみり(文章が長くなってしまいました)
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